抽象的にですけど、頭を使って考えてみました。
2003年3月17日 日本の大学生は本当にバカなのか?頭が硬いのか。東大生は知識を詰め込んだばかりで、柔軟性が全くないのか。
企業の採用における学歴差別を考える上で、このようなことを考えるに至りました。
事実を調査し、分析したわけではないので、ここから先は憶測だけの話ですけど、いわゆる前述の現象は、おっさんの「最近の若者はけしからん」というのと同じ類いの物だと思います。
80年代、アメリカでは「このままではすぐにでも日本に追い抜かれるぞ」という議論が真剣になされていたといいます。しかし結果は違います。差はますます広がるばかりです。
そんな状況で、偉そうな顔をしたおっさんが、これまた偉そうに現在の状況を分析した気になるために、原因を単純化し、教育が悪い、日本の大学生は頭が硬い、柔軟性がないなどといっているのではと。
今それなりの社会的地位のある人が何か発言すれば、あっという間にそれが本当に事実であるかのように、社会に広まりますからね。
若者世代の全ての人間が、真の天才、真に柔軟な思考力を持った人間になる必要は全くないと思うんです。ひとにぎりの人間がそうなり、そのような人たちを認める社会的な土壌があり、社会を引っ張っていくリーダーになってくれれば。
では、一人もいないのでしょうか。いまの大学生に、柔らかい頭を持った人間は。そんなことはないはずです。
立花隆さんの世代の人の多くが、頭が柔らかいのでしょうか。そうは思えません。むしろ、欧米に追い付き追い越せ、欧米のまねをしろという、頭の硬さがあったからこそ、日本はここまで来たのではないかと。その世代の頭の硬さが、いまの日本の不況をここまで長引かせているのではないかと思うんです。
90年頃までの成功体験をいつまでも引きずり、その頃までの経済状態に後戻りすることを目標にしたような、経済政策、企業経営ばかりではないでしょうか。
いままでが異常であり、いまが正常なのかもしれません。株価は8000円前後が、日本の正当な実力なのかもしれません。今我々日本人が考えなければいけないのは、いまの状況でも幸せに生きていけるようになるためにはどうすればいいか、ではないでしょうか。10年前20年前に戻ることばかりを考えていてはいけないと思うんです。
成功している企業は、まさにそういう企業ばかりだと思います。トヨタにしても日産にしてもそうです。
頭が硬いか柔らかいかは、もうこの際どうでもいい問題です。日本人が過去の栄光を懐かしがることをやめ、厳しい明日に、しっかりと立っていられることを考えればいいのではと。かなり抽象的ですけど。
しかし、大学生のボクとしては、頭が硬いと言われてることに対して、「そうじゃない!!」と反論するばかりではなく、謙虚に受け止め、柔らかく頭を使うことを心掛けていかなければいけないということも、また事実であり、そう心掛けていきたいと思います。
企業の採用における学歴差別を考える上で、このようなことを考えるに至りました。
事実を調査し、分析したわけではないので、ここから先は憶測だけの話ですけど、いわゆる前述の現象は、おっさんの「最近の若者はけしからん」というのと同じ類いの物だと思います。
80年代、アメリカでは「このままではすぐにでも日本に追い抜かれるぞ」という議論が真剣になされていたといいます。しかし結果は違います。差はますます広がるばかりです。
そんな状況で、偉そうな顔をしたおっさんが、これまた偉そうに現在の状況を分析した気になるために、原因を単純化し、教育が悪い、日本の大学生は頭が硬い、柔軟性がないなどといっているのではと。
今それなりの社会的地位のある人が何か発言すれば、あっという間にそれが本当に事実であるかのように、社会に広まりますからね。
若者世代の全ての人間が、真の天才、真に柔軟な思考力を持った人間になる必要は全くないと思うんです。ひとにぎりの人間がそうなり、そのような人たちを認める社会的な土壌があり、社会を引っ張っていくリーダーになってくれれば。
では、一人もいないのでしょうか。いまの大学生に、柔らかい頭を持った人間は。そんなことはないはずです。
立花隆さんの世代の人の多くが、頭が柔らかいのでしょうか。そうは思えません。むしろ、欧米に追い付き追い越せ、欧米のまねをしろという、頭の硬さがあったからこそ、日本はここまで来たのではないかと。その世代の頭の硬さが、いまの日本の不況をここまで長引かせているのではないかと思うんです。
90年頃までの成功体験をいつまでも引きずり、その頃までの経済状態に後戻りすることを目標にしたような、経済政策、企業経営ばかりではないでしょうか。
いままでが異常であり、いまが正常なのかもしれません。株価は8000円前後が、日本の正当な実力なのかもしれません。今我々日本人が考えなければいけないのは、いまの状況でも幸せに生きていけるようになるためにはどうすればいいか、ではないでしょうか。10年前20年前に戻ることばかりを考えていてはいけないと思うんです。
成功している企業は、まさにそういう企業ばかりだと思います。トヨタにしても日産にしてもそうです。
頭が硬いか柔らかいかは、もうこの際どうでもいい問題です。日本人が過去の栄光を懐かしがることをやめ、厳しい明日に、しっかりと立っていられることを考えればいいのではと。かなり抽象的ですけど。
しかし、大学生のボクとしては、頭が硬いと言われてることに対して、「そうじゃない!!」と反論するばかりではなく、謙虚に受け止め、柔らかく頭を使うことを心掛けていかなければいけないということも、また事実であり、そう心掛けていきたいと思います。
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